ネコの“捕獲作戦”開始…警戒心が強いネコと膠着状態に


10月中旬、石川県穴水町でTNR活動を行うボランティア団体に同行取材できました。「ののいちにゃんこのおうち」と「ハピ猫サークル白山(はくさん)」です。

ののいちにゃんこのおうち 中野靖也 副代表
「でもここにこれだけ集まるということは餌やりさん他には?」
依頼主
「他は多分いない」
中野靖也 副代表
「いないのは不幸中の幸いというか、捕獲するうえでは1か所でエサやりの方がやりやすいんです」

依頼主「みんな惜しげもなく(家を)解体しちゃって」
Q地震後にネコ増えた?「ものすごく増えた」

依頼主の男性がもともと飼っていた猫は3匹。被災家屋の公費解体が進むとともに徐々に増え、今では20匹以上のネコが集まってきます。


午後0時半、ネコの保護作戦がスタート、捕獲機が設置されていきます。中にはエサがあり、ネコが興味を示します。依頼主はこの日のために数日間エサを与えておらず、ネコは捕獲機の中にあるエサの匂いに引き寄せられていきます。そして…ネコの保護に成功。

中野靖也 副代表
「これ怯えています…そら怖いわな」

その後も順調に作業が進んでいるように見えましたが…仲間のネコが連れ去られる様子を目にしたことで、警戒心が強いネコは捕獲機の中に入らなくなりました。膠着状態に…。

中野靖也 副代表
「一匹、二匹の現場だと、これがずっと続くんですよ」