飼育崩壊しないために…あなたは“終生飼育”できますか?

「ゴマ」はののいちシェルターで今年5月に生まれたネコで、幸運なことに新たな飼い主=里親が見つかりました。
こねこサポーター 角谷亜紀 代表
「人大好きな子なので、このまま人大好きなまま育ってほしい。ずっと一緒に、一緒に寝たりとかできる子なので」
病気になったら治療する、完全に室内で飼うなど多くの条件に納得してもらい譲渡誓約書を交わします。
里親「(カゴに)うまいこと入らんね」角谷さん「あ、でも大丈夫そう」
里親「ありがとうございました」角谷さん「よろしくお願いします」
保護ネコ活動が抱える難しい課題、それは里親が“終生飼育”できるかどうか。
こねこサポーター 角谷亜紀 代表
「実際きのうも、申し訳ないけど来てもらっても譲渡はできないとお断りしました。(飼い主が)高齢だけど子猫が欲しい、あるいは飼育環境が整っていないなどが理由で…」
飼育困難に陥るリスクが高く、再びネコが路頭に迷う可能性があると判断した場合、決して譲り渡すことはありません。それでも「入院することになり飼えなくなった」「生まれた子どもがネコアレルギーだった」など、保護依頼は後を絶たないということです。
こねこサポーター 角谷亜紀 代表
「ペット、犬も一緒でだれも置いていきたくて置いていく人おらんと思う。でも明日はわからないでしょう。永遠の課題です」
そんな中、能登では、地震・豪雨をきっかけに行き場を失ったネコが増え続けている場所も…