地震の原因は流体? M7.6後は判断できず
能登半島では、2024年1月の地震前も、3年余りにわたって活発な群発地震が続いていました。
研究者の間では、一連の地震活動の原因として、地下深くから上昇する水のような流体の関与が指摘されていて、珠洲市周辺では大地が膨張するような地殻変動が観測されていました。
しかし、2024年1月以降は、規模の大きな地震のあとに大地がゆっくりと動き続ける余効変動の影響が大きいため、それまで続いていた珠洲市周辺での局所的な地殻変動と見分けることができず、今後の地震活動の予測を難しくしています。