フリースクールの子どもたちが得る「ボランティアでの居場所」

TEAMJAPANの代表を務める加藤やわらさんは羽咋市の出身で、中学校の教諭を退職し2016年から岐阜市内でフリースクールを開いています。

メンバーの宿泊拠点となっているのは、空き家となっていた羽咋市内の加藤さんの実家です。この拠点が、全国から集まって来た人や加藤さんのフリースクールの生徒たちのボランティア活動を支えています。

岐阜市のフリースクールに通う鈴木ひかりさん(中学校3年生)「何をお手伝いできますかと聞いた時に、お話をしているだけで十分だよと言われた時が一番うれしくて、そんなふうに言ってもらえる人間だったんだ自分、みたいな。求めてくれる人がいる限りは続けていきたいなと思う」

羽咋小学校6年・新田礼之進さん「いっぱいありがとうと言われたり、挑戦するところが面白そうだと思った」

TEAMJAPAN代表・加藤やわらさん「チームジャパンは、全国から集まったのべ3000人ほどと被災地で出会った家族のようにつながった人たちが能登に沢山いる。その縁をここで終わらすのはすごくもったいないなと思っていて、このご縁を生かして社会づくりとかもっと豊かで楽しい、自分らしく生きるというところにフォーカスした活動になっていったらいいな」

災害ボランティア団体「TEAMJAPAN」は、今後起こりうる災害に備えて能登半島地震で得た経験を生かし、新たな人材育成を進めています。

こうした一つ一つの積み重ねが、災害と隣り合わせの日本を支える大きな力となっています。