「ずっと打つのを迷っていた」

休日を利用して金沢市立病院で開かれたワクチンの集団接種。ロビーには13歳から27歳の女性が順番待ちをしていました。

休日の病院に人だかり

彼女たちは、2013年から定期接種が始まった「HPVワクチン」を接種していない人たちです。

接種を受けた女性は「ワクチンの副反応について、いろいろ言われていて、怖くなって『どうしようかな』とズルズルきていた。ずっと打つのを迷っていたが、こういう機会があったので打った方がいいかなと思って来た」と話します。

金沢市立病院で産婦人科長を務める金谷太郎医師は、「子宮頸がんは予防可能ながん」と強く訴えます。

訪れた人に説明する金谷太郎医師

金沢市立病院・金谷太郎産婦人科長「この接種率が、7割以上となり2世代、3世代と続いていくと、おそらくHPVワクチンで制圧できるのではないかと、そういうデータがWHOとか諸外国のデータがありますので、何とか日本でも全然進んでいなかった接種率を少しでも上げて、少なくとも子宮頸がんで悩む人をゼロに近づけたい。そのためのワクチン接種です」