能登半島地震で被害を受け、現在も多くの旅館が再開できずにいる石川県七尾市の和倉温泉。温泉街に活気を取り戻そうと、復興への願いを込めたドローンショーが開かれました。
夜空に浮かび上がる「復興」の2文字。11日、七尾市和倉温泉で開かれた「能登復興ドローンショー」です。500基のドローンが放つ光が温泉街の夜空を彩り、集まった住民たちを魅了しました。

黒川恭平さん「できるだけ上がった方が…和倉の人にも見てほしいけど例えば中島とか対岸の方にもできれば見てほしい」
発起人の和倉温泉のレストラン「ブロッサム」のシェフ、黒川恭平さん。
地震前は年に2回あった花火大会が中止となる中、温泉街の活気を取り戻そうとショーを企画し、理念に共感したドローンショーをてがける業界大手のレッドクリフが協力しました。
黒川恭平さん「いろいろ夜を彩るようなイベントがなくなって、子どもたちも楽しむことができないっていう状況だったので、また和倉でもこんなことができるんだと希望になってほしいなと思って」
レッドクリフ・鈴木香里さん「空を見上げたいっていうような思いですとか、新しい温泉街を作っていきますっていうところで、地域の方々で未来を描いてらっしゃるっていうところが私達も勇気づけられたというか、何としてもドローンショーをやろうっていうところの背中を押してくれた」