石川県の小松市民病院で勤務する50代の看護師が、飲み会の場で同僚の体を不必要に触ったとして、停職4か月の懲戒処分を受けました。

小松市によりますと、50代の職員は業務を調査、チェックする主査級の立場にあり、2024年開かれた職場の飲み会で同僚の体を何度も触ったということです。

2024年、被害者から日本ハラスメント協会に連絡があり、被害者や行為を行った職員との面談を経て、市民病院苦情処理委員会で審議した結果、セクハラと認定されました。

これを受け小松市は、20日付で職員を停職4か月の懲戒処分としました。

職員は行為を一部認めているということです。

一方、被害を受けた職員は精神疾患を患い長期休養を余儀なくされ、その後、小松市民病院を退職しました。

宮橋勝栄市長は「このような法令違反は、到底許されるものではなく、市民の皆様へ深くお詫び申し上げます。改めて綱紀の粛正、服務規律を遵守し、ハラスメント対策を継続的に取り組んで参ります」とコメントしています。