今月8日、金沢市内で18歳の専門学生から金を脅し取ったとして、名古屋市の無職の男が恐喝の疑いで逮捕されました。その後、被害者の専門学生も自宅で大麻を所持していたとして逮捕され、警察は密売人とその客の売買をめぐるトラブルとみて調べています。
恐喝の疑いで逮捕されたのは、本籍・名古屋市で自称無職の21歳の男です。男は今月8日午後8時ごろ、金沢市内の駐車場で専門学生に対し「お金払えんかったら事務所まで連れて行くからな」などと脅したうえ、顔面を殴って現金を要求し、現金およそ8万4000円と電子マネーおよそ2万3000円相当を脅し取った疑いがもたれています。
被害を受けた専門学生が警察に届け出ましたが、その後の捜査で本人が大麻を所持した疑いが浮上。自宅である集合住宅の一室から乾燥大麻およそ6グラムが見つかり、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。また、共同で大麻を所持したとして小松市に住む専門学生の19歳の男も逮捕されました。
調べに対し専門学生らは「大麻は2人でお金を出し合い、密売人から買った」と容疑を認めていて、警察では恐喝で逮捕された名古屋の男が密売人、専門学生らが客で、売買を巡るトラブルになったとみて一連の事件を調べています。