雪のシーズンを前に、石川県内の道路の除雪体制を確認する会議が21日、県庁で開かれました。

今シーズンの冬は、12月に寒気の影響を受け雨や雪の日が多くなる見込みで、県では早めの冬用タイヤの装着など備えを呼びかけています。

金沢地方気象台は、21日に発表したこの先の3か月予報で、今シーズンの冬の降雪量はほぼ平年並みと予想していますが、前半を中心に一時的に強い寒気が入って、大雪となる可能性があるとしています。

除雪対策会議には、県や警察、土木事務所の担当者が集まり、県の担当者は奥能登を中心に地震により消雪装置が作動していない箇所については、除雪車を使って対応すると説明しました。

県は、大規模な立ち往生など交通障害を防ぐために、事前の備えを呼びかけます。

石川県土木部道路整備課・松尾和弘課長「一日も早く冬用のタイヤに交換してほしい。大雪が予想される時には不要不急の外出は控えてほしい」

県では11月1日に道路除雪対策本部を設置し、円滑な除雪と交通の確保に努めるほか、ホームページ上に「石川の雪みちナビ」を開設し、ドライバーに最新の道路情報を伝えます。