「これをお酒にしてあげたい」がれきの中から見つかった酒米
輪島市鳳至町の中島酒造店。年間の生産量が1万本ほどの小さな酒蔵ですが、地元の住民に長年、愛されてきました。しかし、元日の地震で、木造の酒蔵と母屋は倒壊しました。
中島遼太郎さん「ちょうどこの下くらいから、今年酒造りに使うはずだったお米4トン以上あるお米が、ほとんど無事な状態で出てきた」

目の前のことで精一杯という状況のなか、ボランティアの人たちが無傷の酒米を見つけ出したことで、先への目標が持てたと振り返ります。
中島遼太郎さん「嬉しかったです「あぁ!ここにあった!」という状態ですよ。目標ができた。それまで目標を持つことができなかった。やっとちょっと前を向いて歩く方法の選択肢がちょっと出てきて」

中島酒造店を支援しようという県酒造組合連合会の呼びかけに、東酒造が手をあげたのには、ある理由がありました。