大阪・関西万博の象徴「大屋根リング」に使われている高知県産の木材を「里帰り」させようという動きが進んでいます。
6日の時点で2000万人以上が訪れている大阪・関西万博。象徴ともいえる「大屋根リング」はそのおよそ40%に高知県産の木材が使われているといいます。万博で使われたこれらの資源を再利用するため6月、自治体などへの譲渡が公表。土佐経済同友会は「万博レガシーとして子どもたちに触れてもらうため、里帰りを」と、県に申請を提言していて、高野代表幹事は8月、万博会場で行われた県主催のイベントにも出席し、木材の「里帰り」の意義を確信していました。

(土佐経済同友会 髙野一郎 代表幹事)
「子どもたちに『県産木材でこれだけ盛り上がっている』ということを記憶に残してほしい。非常に有効なツールになるので経済界として支援したいと思っている」

一次の公募では高知県への譲渡は決まらず、県は2次公募に応募しました。結果は、10月中旬に明らかになるということです。
