全国の精鋭が集まる「白バイ」の運転技術大会で、高知県警の隊員が団体3位に輝きました。しかし、隊員たちの口から出たのは「悔しさ」の言葉でした。

表彰されたのは、県警の水門佑介(すいもん・ゆうすけ)巡査長、宮崎夕米吏(みやざき・ゆまり)巡査長ら4人です。全国白バイ安全運転競技大会は、毎年10月に茨城県で行われていて、全国から白バイ隊員が集まり、公道と悪路でのバイクの運転技術を競います。2025年の第55回大会に県警からは水門佑介巡査長と宮崎夕米吏巡査長の2人が出場。4月からの半年、多い日では1日6時間以上もバイクに乗るなど厳しい訓練を重ねてきました。その結果、2人の総合成績を競う団体戦で、36都道府県警のうち3位となりました。しかし、目指していたのは「優勝」でした。

(交通機動隊 宮崎夕米吏 巡査長)
「(来年は)今年成し遂げられなかった優勝という目標にしっかりと訓練してまた優勝旗を高知県に持って帰ってこれるように頑張ります」

大会には2回しか出場できないため、今回2回目の出場だった水門巡査長は有終の美を飾ろうと訓練を重ねてきただけに特に悔しさが溢れました。

(交通機動隊 水門佑介 巡査長)
「(今年の成績は)悔しいの一言に尽きるのですが、(今後は)県民の皆さんの模範運転になるよう努めまして県下の事故が少しでも減るように努めていきたい」

この大会で最多優勝を誇る高知県警。2026年は8回目の優勝を目指します。