2011年に、飲酒運転の車が起こした交通事故で16歳の息子を失った母親が、高校生を前に講演し、息子と同世代の生徒たちに「命の重み」を訴えました。
18日、高知県を訪れたのは、広島県に住む交通事故遺族の三浦由美子(みうら・ゆみこ)さんです。講演では、高知東工業高校の全校生徒およそ240人を前に、当時の経験などを語りました。
三浦さんは2011年5月、当時16歳で高校2年生だった長男の伊織(いおり)さんを事故で亡くしました。亡くなった伊織さんは自転車で帰宅中で、伊織さんをはねたのは、飲酒運転のドライバーが運転していた軽乗用車でした。

会場には、当時、伊織さんが乗っていたロードバイクが展示されました。「チューブ」と呼ばれる軸の部分が折れ、前輪が大きく曲がってしまった自転車からは、事故の衝撃をうかがい知ることができました。










