この日は、優翔くんのため、航空会社の“お仕事体験”が開かれました。

(整備士 中村英夫さん)
「『何か異常はなかったかな?』『物がぶつかっていないかな?』というのを点検して、『次も飛べるよ』って判断したら羽田・福岡に戻してあげる、『運航整備』というお仕事。対して『機体整備』は、エンジンをバラバラにしているような感じで、(飛行機を)工場に入れて、1か月とか長い間寝かせて、バラバラにして細かい所まで点検する『機体整備』…」

優翔くんからは、次々と質問が…

(優翔くん)
「(エンジンは)どうやって分解するんですか?」

(整備士 中村英夫さん)
「エンジンを分解するときは、高知空港ではそこまで細かい分解はしないんですけど、羽田空港とか大きい空港で、エンジンを飛行機から外して、中を分解したりだとか…」

“整備士の心得”も伝授されました。

(整備士 中村英夫さん)
「『正直さ』がとっても大事です。『悪い時』は『悪い』。『お客様にとっては大変』だけど、『安全に飛べないな』と判断したら『絶対飛べません』と言い切れるような人じゃないとダメです」

大事な“心得”を学んだところで、“空港の裏側”を見学です。屋外の、こちらの倉庫には…

(整備士 中村英夫さん)
「これが『ボーイング737』の予備のタイヤ」

優翔くんとほぼ同じ大きさの、飛行機の「後輪」。これだけで、重さが数百キロあります!

(整備士 中村英夫さん)
「これはね、ここから空気を入れる。タイヤの空気はここから入れます。このネジは、こっち側とこっち側をくっつけている…」

そしてこちらは飛行機の「前輪」。

(整備士 中村英夫さん)
「車と同じくらい、頑張れば手で持てる。こんなので、あんな大きい飛行機を支えているなんて、すごいよね」

“空の安全”を支える様々な部品を見せてもらった優翔くん。ここで空港に、優翔くんが“担当”する飛行機が高知龍馬空港に着陸しました。

東京・羽田空港からやってきた、日本航空493便。高知龍馬空港の3番スポットに到着しました。優翔くん、中村さんと一緒に到着した飛行機へと歩み寄っていきます。