「かわいいでしょ」仕事が終わって帰宅すると、魔女宅のキキに変身した息子が…
少子化対策は待ったなしの状況だが、かつてのような結婚することが当たり前の社会ではなくなっている。
こども家庭庁のワーキンググループの中間報告によると、核家族化や地域コミュニティの希薄化の影響で、乳幼児の世話をしたり触れ合ったりした機会がないまま大人になる人も少なくない、との意見もある。
若年層ほど、“出会いの場”というとなんだか敷居が高いと感じたり、まだ先でいいという感覚になるかもしれないが、婚活からは一旦離れ、若年層と乳幼児とが触れ合う場があっても良いのかもしれない。
様々な媒体で報じられる結婚や子育ての情報は、どちらかといえば、未婚者にとって耳障りの悪い情報が多いのが現実だろう。
ただ、これもありきたりな話かもしれないが、確かに子育ては大変でとにかく手がかかるものの、それ以上に我が子はかわいいものだ。
先日、仕事が終わって帰宅すると、魔女の宅急便のキキに変身した2歳の息子が「かわいいでしょ」と言って出迎えてくれた。子育てはとにかく手がかかる一方で、こういった親としての幸せを実感できる瞬間も確かにある。
少子化に歯止めをかけ、どの世代も将来に希望が持てるような政策に期待するだけでなく、社会全体で取り組むべき課題として、私たち一人ひとりができること を考えていきたいものだ。