愛媛県西条市の高橋敏明市長によるパワハラ疑惑で、全ての職員を対象にしたアンケートの結果、36人が「被害を受けた」と回答したことが分かりました。
高橋市長をめぐっては、「多目的ホール」などの建設計画を進める際、職員の慎重な意見を押し切った言動などがパワハラにあたるのではと、議会から指摘されていました。
計画は結局、中止となっています。
これを受け愛媛県西条市は、およそ2000人の職員を対象にアンケートを行い、22日の市議会全員協議会で結果が報告されました。
出席した議員によりますと、回答率は6割ほどで、36人がパワハラ被害を訴えたほか、およそ300人が「見聞きしたことがある」と答えていました。
一方、去年11月に就任したばかりの高橋市長。取材に対し「当事者なのでコメントは差し控えたい」としています。
また、愛媛県西条市は、弁護士による調査委員会を設け、調査に応じる意向の職員61人から、聞き取りなどを行う方針です。最終的な結果は来年3月にまとめられる予定です。








