次世代のエネルギーとして期待され、2030年代の発電実証を目指して研究が進められている「核融合発電」をめぐり新たな成果です。核融合科学研究所などの研究チームは、岐阜県内の大型実験装置(LHD)内部で発生させたプラズマを、およそ1000キロ離れた、青森県内に設置されたスーパーコンピューターから遠隔で制御する実験を世界で初めて成功させ、その様子を報道陣に公開しました。

往復2000キロ 遠隔制御技術の確立
これにより将来、複数の核融合発電設備が全国各地に建設された場合でも、スーパーコンピューターを備えた施設がひとつあれば、集中的に管理・運用することができる可能性があるということです。

実験は、核融合科学研究所と量子科学技術研究開発機構、それに京都大学と統計数理研究所の研究チームが行いました。








