愛媛県人事委員会は6日、県職員の給与とボーナスについて4年連続の引き上げ勧告を、中村知事に行いました。月給の引き上げ額は1万993円で、34年ぶりの高水準です。
6日は県人事委員会の安藤潔委員長が、中村知事に勧告書を手渡したあと、内容について説明しました。
それによりますと、県職員と県内の民間企業の平均給与を比較した結果、今年4月分の月給は1万1010円、ボーナスが年間で0・04カ月分、いずれも下回っていました。
それを踏まえ勧告では、今年4月にさかのぼって月給を1万993円、引き上げるよう求めています。
(愛媛県人事委員会・安藤委員長)
「1万993円の引き上げは平成3年以来、34年ぶりの高い水準となります」
また、ボーナスも、年間の支給割合を0.05か月分引き上げるよう求めています。引き上げ勧告は4年連続です。
(愛媛県・中村知事)
「反映をしっかりして、さらにいい人材の確保」
「マネジメントも含めて行っていくことを約束する」
勧告通り、引き上げが実施された場合、行政職の平均月給は35万8700円から36万9693円に、年収は595万9714円から616万4287円と20万円余りアップします。