「この思い出を忘れないで頑張っていきたい」

中越高校OB 中野太陽さん
「きょう、この甲子園に立てて、やっと吹っ切れたというか… まだ心の中で2020年に甲子園がなかったことが心のどこかにあったので。これで甲子園でノックできたことで、“2020年の甲子園”がなかった時から、かっこよく言えば“お別れ”できた」

中越高校 本田仁哉監督
「素晴らしいこの甲子園で最高のノックをさせてもらいました。もう一回ここに勝って帰ってきて新潟県の選手、新潟県のチームで日本一を目指します」

荒木さんの母親・三佳さん
「小学校からの夢がかなって良かった。小学校の時に書いた習字が玄関に飾ってあるんですけど、かなって良かった」

中越高校野球部の当時のキャプテン 廣瀬航大さん

今回、大学の関係で参加できなかった中越高校の当時のキャプテン・廣瀬航大さんは、大石さんが自分の背番号を着けて参加してくれたことについて、嬉しかったと語ってくれました。

廣瀬航大さん
「大石は自分もセカンドで練習のときも、ずっと後ろを守っていたので… 一生懸命、練習も取り組んでいたので素直にうれしかったし、大石が(自分の背番号の)4番を付けてくれてうれしかった」

3年越しの夢の舞台に立った、元高校球児たち。
その目に、憧れの舞台はどう映ったのでしょうか…

中越高校野球部OB 室橋弦輝さん
「甲子園入った瞬間に見えた景色は、なんとも言えなくて最高でした」

中越高校野球部OB 大石宏樹さん
「憧れの場所で、今回こういう形でグラウンドに立って、本当にいい経験になったし、この思い出を忘れないで、これからも頑張っていきたい」

『甲子園中止』が受け入れられなかった“あの夏”に終止符を打ち、新たな気持ちでそれぞれの道へ進むきっかけとなったようです。