4日正午ごろ、新潟市 中央区の中心部で建物火災がありました。20代の男性が逃げ出す際に窓から飛び降り病院に運ばれました。

【記者リポート】「こちらは新潟市 中央区です。建物の中から黒い煙が立ち上っているのが見えます」

火事があったのは、新潟市 中央区 上所にある佐藤陽一さんの3階建住宅です。

【警察の呼び掛け】「煙の方に近づかないで、現場の方に近づかないでください。離れてください」

警察や消防によりますと、4日正午ごろ、通行人から「3階建ての建物から煙がたくさん上がっている」と110番通報がありました。

これは火が出た直後に撮影された映像です。建物の窓から黒い煙とともに火が噴き出しているのがわかります。

【近くに住む人は】「見に行ったら窓から3階から煙と火が出ていた」

【近くに住む人は】「きょう風が強かったので、吹き上げられている感じで恐ろしかったです」

この家には家族3人が住んでいて、出火当時は佐藤さんの20代の長男が家にいて3階の窓付近で苦しそうにしているのを近くに住む人が目撃していました。

【救助された男性を目撃した人は】「『頑張れ、頑張れ』と言っていたんだけど、10分足らずくらいで我慢できなくて3階の窓から落ちちゃった。近所の方がマット持ってきてひいたんだけども、体の半分はマットに当たったけど…」

長男は、意識はあったということですが、複数個所を骨折していて病院に運ばれました。

火はおよそ2時間半後に消し止められ、2階と3階部分を中心に焼けたということです。

現場は県庁やユニゾンプラザなどに近い新潟市の中心部で警察は火が出た原因を詳しく調べています。