小さい頃からの“夢がかなった”瞬間

そして迎えた「幻の甲子園」復活の日。

それぞれの背中には当時の背番号が付けられていました。

当時のキャプテン・廣瀬航大選手がつけていた「4」

大石宏樹さん
「当時のキャプテンだった廣瀬が来る予定だったけど、ギリギリになって参加できなくなって… 彼がいて僕たちがいるので、僕が彼の背番号を背負い、行進に臨みます」

甲子園球場には、メンバーの両親も新潟から駆けつけていました。

室橋さんの母親・美代子さん
「ずっと小さいころからの夢がかないました」

11月29日、正午―
サイレンの音とともに、入場行進が始まりました。
45校42チームの元球児たち、およそ700人が力強い行進を見せました。中越高校野球部のOBは6人での参加となりました。

その後の交流戦には出場できませんでしたが、入場行進の前には本田監督からのシートノックを受けました。各チーム5分ずつという限られた時間でしたが、憧れの舞台の土や感触を心に焼き付けました。