8日未明から新潟県は下越を中心に記録的な雨となり、浸水・冠水被害が相次ぎました。新発田市では一時、土砂災害の危険性が高まったため261世帯に避難指示が出されました。

【記者リポート】
「午前5時前の聖籠町です、強い雨が降っていて、視界が非常に悪いです…」

新潟県内は未明から雨が強まり、午前11時までの24時間降水量は村上市高根と新潟市東区松浜で“9月の観測史上最大”を記録しました。

「車がハザードランプをつけて止まっています。どうやら、道路が冠水していて動けなくなったようです…」

新潟市東区では、午前8時16分までの1時間に“観測史上最大”となる63.5mmの降水量を観測しましたが、各地で排水が追い付かず、道路の冠水被害も相次ぎました。

【街の人】
「起きた時はこんなだった。いざ家出たらこっちがひどかったのでやばいかなと」

予測情報が出された線状降水帯は発生しませんでしたが、下越ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が高まったとして一時、土砂災害警戒情報が発表され、新発田市は加治川地域の261世帯に避難指示を出しました。現在はいずれも解除されています。

大雨のピークは過ぎたとみられますが、新潟地方気象台は今後9日正午までの24時間降水量は最大50mmと予想しています。