およそ40年のあいだ、選手や協会として“新潟のホッケー”に関わってきた小林さんは、2009年の国体での成年男子チーム準優勝の瞬間を間近で見ています。

【小林勝規さん】
「1000人くらいの観客が来てくれたのかな、スタンドに入らないくらいの観客が。地元の人も見に来てくれて、すごかったですね。もうあのままずっとホッケーの雰囲気というのを残していきたかった」

小林さんら新潟県ホッケー協会では、新潟市と協力して主に西蒲区の小学校で出前授業を実施。8つの小学校に協会のスタッフや現役の選手らが出向き、ホッケーを経験してもらっています。

【小林勝規さん】
「種まきをしておいて、中学生でも高校生になってからでも、そして保護者としても関わってもいいでしょうし。とにかく出前授業を通じて、まずはホッケーを知ってもらおうと」

こうした長年の取り組みが評価されて今年の11月に「西蒲区」は新潟県内で唯一、日本ホッケー協会から公式に『ホッケーのまち』として“認定”されることになりました。