『新型コロナウイルス』について、感染症法上の分類が「5類」へ移行されることにともない、いったい何が変わるのでしょうか?

【行動制限】
政府や自治体による制限はなくなり、個人や事業者の「自主的な判断」に。

【手洗い・換気など】
基本的な対策として引き続き“有効”。

【マスクの“着用を推奨”】
医療機関の受診、医療機関や高齢者施設への訪問時、通勤ラッシュ時の電車やバスの中などではマスクの着用を推奨

【体調が悪い時 感染が分かった時】
抗原検査キットを使って自分で感染をチェックし、陽性の場合は外出を控えるほか、症状が軽い場合には自宅などで療養しましょう。
特に発症後5日間は感染させるリスクが高いとして5日目を過ぎ、症状がよくなって24時間程度が経過するまでは外出を控え、様子を見ることが推奨されています。
症状が重い場合は、医師に相談してください。

新潟県では、検査キットの無料配布や、パルスオキシメーターの配送、食料の支援などをやめることにしました。ホテルでの宿泊療養や、入院待機ステーションもなくなります。


【医療について】
外来診療の費用は原則自己負担に。
これまでは受診できる医療機関が新潟県内の場合は764か所に限られていましたが、新潟県では「全ての医療機関で入院や外来診療に対応」することを今後目指すとしています。また新たに「新型コロナ健康相談センター」を設置し、医療機関の紹介や健康相談を受けることにしています。

【ワクチン接種】
今年度内の接種は全て無料。初めての接種の人はいつでも接種できますが、2回目以降の接種期間は指定されます。
なお、基礎疾患がない人や、65歳未満の人は、9月まで待つ必要があります。


【感染者数について】
これまでのような全数把握に基づく毎日の発表から、週一回の「定点把握」に。

新型コロナウイルスの『5類移行』にともない、行政からの呼び掛けや制限は格段に減りますが、ウイルス自体がなくなったわけではありません。

手洗い・消毒・マスクなど、時と場合に応じた必要な感染対策を続け、自分自身と家族の健康を守りましょう。