新型コロナウイルスの「5類移行」で、医療体制も大きく変わります。
原則として「新型コロナウイルスの患者は全ての医療機関で診察する」ことになり、新たに患者を診ることになった医療機関では、不安を感じながらのスタートとなりました。
【記者レポート】
「感染者を受け入れるために、病院の入口には“張り紙”がしてあります」

8日から新型コロナウイルスの感染疑いのある患者も診察することになった新潟市中央区のこちらの診療所では、当面の間はかかりつけの患者のみを受け入れ、来院時間も指定することにしました。また、院内感染を防ぐために、感染の疑いがある患者は院内に入れず、先日まで物置にしていた“倉庫”を検査場にしました。

【堀川内科・神経内科医院 今野卓哉院長】
「感染対策をしながら検査をできるようにはしてあります。今のうちに少しづつでも検査件数があれば、スタッフも慣れてきて上手く対応できるんじゃないかと思っています」

準備はしてきましたが不安がないわけではありません。
【堀川内科・神経内科医院 今野卓哉院長】
「もし仮に次の“波”がくるとなると少し大変になってくると思っています。その時になって対応に困るようであれば考えなければいけませんけれど、現状は今回築いた体制で臨みたいと思います」
新型コロナウイルス感染症の「5類移行」にともない、私たちの医療費負担も変わります。

これまでは全額が公費負担でしたが、検査は自己負担に、外来診療は一部の治療薬を除いて自己負担となります。