コメからサツマイモの生産に変え、「干しイモ」事業が動き始めました。

【ウーマンファーマンズジャパン共同代表 佐藤可奈子さん】
「ここは初めてサツマイモを作った畑ですけど、そんなに悪すぎるものもなく…」

新たな生産者も仲間入りし、昨シーズンは13人のメンバーで9トンほどのサツマイモを生産しました。

【仲間入りした生産者】
「サツマイモはなんにでも、おかずでもスイーツでもなんでもいける」
「楽しいよね、サツマイモ栽培は」
「栽培に手間が少ない」

そして、去年11月には十日町市内にイモの加工場が完成しました。お披露目の日には、移住当初から支え続けてくれた池谷集落の人や、サツマイモの生産者らが集まりました。そこであいさつに立った可奈子さん。思わず涙があふれました。

【ウーマンファーマンズジャパン共同代表 佐藤可奈子さん】
「農業はとても甘くない世界です。山地で農業は無理だとか、女には農業は無理だとか、子育てしながらは無理だとか、いろいろな呪いをかけられながら、それでも『知恵を出せばできるんだ』って農業の先生たちの言葉を信じて走ってきました。やっと加工場ができました。まだまだ小さな加工場です。でもここからまず一歩踏み出して、新潟を代表するような商品をみんなと一緒に生み出して、もっともっとみんなで、自分たちの里山農業をわくわくする世界にしていきたい」

【農業の師匠 山本浩史さん】
「ようやく長い間構想してきたのが形になったということで、ちゃんと地域の経済の一つの歯車となって回るということが、山の中でも一つの経済をつくることができるという仕組みをつくったことはすごい」