初の女性総理、高市早苗内閣が発足します。「強い経済」をめざすという新政権への反応を取材しました。また、新潟県選出の議員の入閣は今回もなく、全国最長大臣ゼロを更新しました。
「高市早苗君を本院において、内閣総理大臣に指名することに決まりました」
維新との連立合意を経て、21日の総理大臣指名選挙で237票を獲得した自民党の高市早苗総裁。初の女性総理、そして経済政策に県関係の自民党議員も期待感を語りました。

【自民党 斉藤洋明 衆院議員】
「一番大きいのは積極財政だと思っています。非常に物価高で国民生活、企業の経営環境も厳しい中で、国が今まで以上に積極的に関わって投資をして、あるいは必要であれば給付などの措置も行っていくことが今、求められていますので」

一方、候補一本化の模索が不調に終わった野党議員は…
【立憲民主党 西村智奈美 衆院議員】
「自民党にとっては企業団体献金という論点から逃れたい、維新がそこで助け舟を出して、議員定数削減の方が一丁目一番地ということで、合意がなされた政権。結局、(自民党は)変わらないということをはたから見て感じた」

新潟駅では号外が配られました。
30代
「日本が企業がもっと元気になっていくのはいいことんじゃないかなと思いますのでその辺り期待しています」
40代
「地方経済の活性化だとか地方と東京が両立する経済のつくり方みたいなところはすごく頑張ってほしい」
70代
「今この経済状況ですから、そんなにぱっとすぐに変わるっていうのは難しいと思いますけど、もう少し弱者の立場に立って見える形で目に見える形で政策があれば」
拉致被害者の曽我ひとみさんは、『問題を先送りすることは許されません。高市総理大臣には、強いリーダーシップを発揮し、一日も早く日朝首脳会談の場を設けていただき、何としてでも拉致被害者全員を取り戻してほしいと強く願っています』とコメントを発表しました。

なお、県関係の国会議員の入閣はありませんでした。
田中真紀子 元議員が文部科学大臣に就任して以来、13年間不在で、全国で最も長い「大臣ゼロ県」を更新しました。
