東京から新潟県十日町市に移住して農業を営む佐藤可奈子さん(34歳)。移住して早10年。今はサツマイモの生産から加工、販売を手がけ、雪国でも1年を通して安定した収入を得るために、新たな農業のかたちを目指して走り始めています。

今年3月下旬に十日町市の施設で、とあるメンバーが集まりました。この集会を主宰した1人が佐藤可奈子さんです。

【ウーマンファーマンズジャパン共同代表 佐藤可奈子さん】
「初めて人と働くのが楽しいって感じた冬でした」

この日は、可奈子さんたちが栽培するサツマイモの今後について話し合いました。

【生産者】
「5月中に植えた苗がよく育ち、6月中旬になると植え直した苗はちょっと元気がなかった…」

去年、長男の灯(とう)くんが誕生し、3人の母親となった可奈子さん。農業を志し、東京から十日町市に移住して10年がたちました。可奈子さんたちが今、主力商品として手がけているのが十日町産の「干しイモ」です。

農薬を使わずに栽培したサツマイモを、添加物を一切使わずに、自然な甘さを生かした「干しイモ」に加工しています。6年前から始めた「干しイモ」加工は、これまで、茨城県内の工場で行ってきました。これをなんとか十日町で加工できないかと試行錯誤の末に始まったのが、空き家を活用した加工場の整備です。

十日町市で飲食店を営む傍ら、去年6月に可奈子さんと一緒に会社を立ち上げた福嶋恭子さん。「ウーマンファーマンズジャパン」の共同代表として名を連ね、サツマイモの栽培や菓子作りを担います。

【ウーマンファーマンズジャパン共同代表 福嶋恭子さん】
「ここは菓子加工室になります」

新工場には干しイモの加工場とともに、サツマイモを使った総菜やお菓子が作れる場所も整備しました。