魚沼市は21日、クマ1頭を緊急銃猟で駆除したと発表しました。新潟県内での緊急銃猟は初めてです。
魚沼市によりますと、21日午前9時頃、魚沼市古新田の住宅地付近でクマ1頭が目撃され、近くの山林内に逃げ込んだと警察へ通報がありました。
魚沼市は、現地で警戒と注意喚起を行っていましたが、人の日常生活圏内であり危険な状態と判断し、警察と協力して周辺の安全確保を行った後、午後1時12分に猟銃により駆除したということです。
2025年9月の法改正により、市街地での発砲が条件付きで認められるようになりました。新潟県によりますと、県内で緊急銃猟が行われたのは初めてです。
魚沼市の内田幹夫市長は「クマが出没した場所が小出中学校をはじめとした人の日常生活圏であり、危険が市民に及ぶおそれがあったことや、現地の地形的に発砲しても周辺に被害が及ばないとの判断から緊急銃猟を決断しました。今後も人身被害が発生しないよう引き続き警戒体制をとってまいります」とコメントしています。