けがをきっかけに、1年ほどスケボーに乗らない日が続くと、再び中学校に通えなくなりました。

そんな時も、高橋さんが本気で向き合ってくれました。

高橋卓 代表
「来られなくなったときは家まで乗り込んで行って、部屋を開けたら布団に隠れている場面とかもありましたし。本気で笑って本気で叱ります。本気さがあるから口調がきつくなったりもあるけど、その分、一緒に笑える時は本気で、一緒に楽しんでいますね」

佐藤さんは、当時のことをこんなふうに振り返ります。

佐藤秀哉さん
「居場所があるけど、居場所がないって思ったりするときもあるので、そういう時に誰かが自分を受け入れてくれる環境があると、『ここが自分のいて良い場所なんだなって』強く思ったりして、その時の不安が拭われたりする」

何度転んでも立ち上がる、佐藤さんが次に踏み出したのは『高校への進学』でした。

佐藤秀哉さん
「友達ができなかったらどうしようとか、中学とかでも学校行かずに周りの常識とかも知らなかったので、『こんなのもできないんだ、自分は』って自信がなくなったりとかで不安はありました」