毎年8月2日と3日、新潟県長岡市で開催される『長岡まつり大花火大会』。
今年は11年ぶりとなる土日開催で、多くの観客が訪れる見込みです。
“日本三大花火”の一つに数えられる華やかな祭典の裏側で、関係者からは「あまり来てほしくない」という声も聞かれました。

この言葉の裏には何があるのか。
そして、戦後80年を迎えた長岡花火への思いを、長岡花火財団の戸田幸正事務局長(55)に聞きました。

「戦災」と「震災」を乗り越えた長岡市民とともに…

8月1日から3日まで開かれる長岡まつり。中でも長岡花火は、長岡市民にとって単なる夏の風物詩ではありません。「長岡花火が終わると夏が終わったと感じる」と多くの市民が語るように、その存在は生活の中に深く根付いています。

【長岡花火財団 戸田幸正事務局長】
「長岡花火はなくてはならないものです。年に一度、80年前のことを思い、これからも花火が見られるような平和な世の中であってほしいということを思い返せる日です」