生後6か月以上4歳以下の乳幼児を対象とした『新型コロナウイルスワクチン接種』が新潟県長岡市などでも始まりました。


長岡市の『エールホームクリニック』でも、4日から乳幼児を対象とした新型コロナウイルスワクチンの個別接種を始めました。予診票の確認や医師による問診のあとに接種を受けるという流れは、大人と一緒です。


【保護者】「上の2人のきょうだいが打っていたので、やっぱり下の子もしっかり打って対策をしようと。打たないでどこかに行くのもちょっと怖いので…」


【保護者】「何か起こってからでは遅いと思うので、打てて良かったと思います」


【3歳の子ども】「痛くなかった」


エールホームクリニックでは10人分の予約枠を設けましたが、実際に接種したのは3人でした。4日以降も、今のところ予約には空きがあるといいます。

副反応についての問い合わせが保護者からクリニックに多く寄せられていることから、エールホームクリニックの鈴木竜太郎医師は「まだ様子を見ている人も多いのでは」と話します。


ただ今年は、世界の状況からみて国内でも3年ぶりにインフルエンザが流行すると予測されていて、これからの季節には発熱外来の圧迫が懸念されています。


【エールホームクリニック 鈴木竜太郎医師】「第7波以降、新型コロナウイルスの感染者は高止まりが続いていて、乳幼児の新型コロナウイルスワクチン接種も前向きに検討していただきたいなと」


ところで、乳幼児の接種には『他の定期接種との間隔』に気を付ける必要があります。

【エールホームクリニック 鈴木竜太郎医師】「新型コロナウイルスワクチン接種記録を母子手帳に残すことで、間違えて2週間以内に他の定期接種を行わない配慮がある」



今後は他の自治体でも、順次接種券が発送されて『乳幼児の新型コロナウイルスワクチン接種』が始まる予定です。