本間至恩の海外移籍、高木善朗の大けが… キャプテンの矜持



大塩アナウンサー)
そして今シーズンは本間至恩選手の海外移籍、そして高木善朗選手のけがによる長期離脱、困難な局面もあったと思うんですが、どのようにキャプテンとしてチームを支えていたのでしょうか。

堀米悠斗選手)
本間選手に関しては『早く海外に行け』と言ってましたので、単純に応援する気持ちがすごく強くて。
ただ、彼が抜けたことでチームの成績が落ちたっていうふうには言われたくなかったので、みんなで頑張るというか、そういう思いを持っていました。

大塩アナウンサー)
一方で、高木選手はずっと5年間一緒に戦ってきた選手でもあります。離脱のときはどうでしたか。

堀米悠斗選手)
やっぱり、すごくサッカー選手にとって大きいけがで、彼がここまでチームを引っ張ってくれたのは事実なので、本当にみんなでJ1に連れて行ってあげたいという思い、責任感はチーム全体、すごく強まったかなと思います。

大塩アナウンサー)
優勝、そして昇格が決まったとき、高木選手からは言葉など何かありましたか?

堀米悠斗選手)
言葉はなかったです。抱きしめてくれました、裏で。言葉はなく、抱きしめてくれて…。ちょっと来いみたいな感じで呼んでくれて、強く抱きしめてくれました。

大塩アナウンサー)
良い関係ですね。ところで「堀米選手はチームでどんな存在なのか」をサポーターの皆さんにもお聞きしました。

【サポーターから見た堀米悠斗選手は?】
「キャプテンはゴメス選手以外、考えられない。」
「本当に頼もしい存在というか、J2に落ちたときから悔しい思いをいっぱいしてると思うんですけど、いつもずっとこうやって一緒に戦ってくれて、サポーターの架け橋になってくれてる。」
「これだけサポーターが入るのも、多分、堀米キャプテンがSNSとかで引っ張ってくれてるし、スタジアムを回るときにちゃんとサポーターたちに手上げてくれるしお辞儀とかしてくれるので。」
「“#堀米選手にシャーレを”ということもあるので、それくらいサポーターから信頼されてるんじゃないかなって思います。」

堀米悠斗選手)
いや、嬉しいですね。本当に皆さん、自分もサポーターの皆さんことを愛してますけど、それ以上に本当に愛されてるなっていうふうに感じますね。

大塩アナウンサー)
堀米選手は勝ったときだけではなく、負けたときにもSNSを使って積極的にサポーターに発信しているイメージがあるのですが。

堀米悠斗選手)
そうですね。勝ったときは自然とみんな前向きに、次の試合に向かうと思いますけど、負けた試合はやっぱりひとつになれないこともあるので、そういうときはできるだけポジティブな声をかけて、またサポーターの皆さんも一緒に、次の試合に向かっていってもらえるように意識して発信はしてました。

大塩アナウンサー)
素晴らしいですね。そういう発信がサポーターの皆さんがついていきたいというふうになるんだなと思いました。