『南海トラフ巨大地震』が発生した場合、その最悪の被害想定は、死者32万3000人・建物の倒壊や焼失が合わせて238万6000棟と試算されています。

関東地方から九州地方の太平洋沿岸が被害の中心になるとされていますが、日本海側の新潟県内でも最大震度5弱が想定されています。能登半島地震(2024年1月)の時にも、新潟県内では液状化現象による被害がありましたので注意が必要です。

私たちは どのように行動すればよい?

南海トラフ沿いで地震や異常な現象が起きた場合には、気象庁から『南海トラフ地震臨時情報【調査中】』が発表されますが、この臨時情報は“地震予知”の情報ではありません。その後、南海トラフ地震との関連状況に応じて【巨大地震注意】や【巨大地震警戒】といった発表が出されます。これらの場合、1週間以内に新たな巨大地震が発生する確率は、「注意」ではおよそ0.5%・「警戒」でおよそ7%です。