札幌市で採用された主な工法は『地盤改良工法』です。
宅地の地下には薬液を、住宅周辺の道路の地下にはセメントを入れ、地盤を改良する工法です。宅地でこの工法を採用した全国で初めてのケースとなります。

【札幌市危機管理局 危機管理課 佐々木将仁 防災計画担当係長】
「住民が“居住しながら”でも施工可能な点を最大のポイントとして選定しました」
「新千歳空港の液状化対策で使った実績のある工法だが、今回被害を受けた清田区里塚地区の土が新千歳空港と同じ土だった」

また、液状化対策に必要な住民全員の合意を得るために札幌市では、住民の費用負担をゼロにする方針で臨みました。