『北海道胆振東部地震』からの復興を果たした札幌市清田区の里塚地区の公園には、当時を伝える“伝承碑”が建てられています。

「地震発生直後から住民と企業と行政が助け合い、協力した結果、全国的にも例を見ない早さで復旧を果たしました」

札幌市役所危機管理局の佐々木将仁さんは、能登半島地震の新潟市の被害は規模が大きく、里塚地区と単純な比較はできないとしつつも…
「地元の方からも、けんかをせずに行政と一緒にやることが早期復旧のうえではすごく大事なポイントだ、ということを理解いただいた。被災者の方に寄り添うところが一番大事」と話していました。

全半壊の建物被害数をみた場合、能登半島地震での新潟市は3771棟・北海道胆振東部地震での札幌市清田区里塚地区では85棟と被害規模は随分違いますが、それでも里塚地区の取り組みには、スピード感や関係性などで、大いに参考にすべきところがありそうです。