では「1時間に150mm」の雨はどうなのか?
「雨の勢いに驚いてしまいます。ちょっと恐怖心を覚えるような、そんな降り方」
傘が全く役に立ちません。2022年に新潟県の県北地域を襲ったのはこの雨量です。
そして「1時間に180mm」の雨となると…
「ものすごい音です。音だけで生命の危機を感じます。そして、傘から滴る雨の量が滝のようです。まるで滝の中にいるような感覚です!」

実際に“1時間に180mmの雨”は、1982年に長崎市で降っています。
このときに長崎市の長与町役場で観測された雨量は、日本歴代1位の187mm。
死者や行方不明者がおよそ300人となる大きな災害となりました。

【国土交通省北陸地方整備局北陸技術事務所 黒崎弘副所長】
「災害を自分事として捉え、避難の行き先や何をもって行けばいいかなどを、ご家族の皆さんと是非話し合っていただきたい」