「人の絆っていうのはさ、冷たいものばっかりじゃなくて。きょうのおそばも温かいのもあるけどそんな感じでいいと思う」
「やっぱりね、人間って一人では全くだめ。家族だけでもだめ。他人があたたかい言葉をかけてくれるというのが一番嬉しい」

中越地震をきっかけにうまれたソバをふるまう会場では、若いスタッフも積極的に来場者をもてなしていました。地震のときにはまだ幼かった世代。
イベントを運営する平澤勝幸さんは、こうした機会が「若者が地域を訪れてくれるきっかけになれば」と願っています。

【長岡技術科学大学大学院 山上由愛さん(22歳)】
「木沢集落は年上の人でもよくしゃべってくれるので、友達みたいな感じになっているかなと思う。すごくゆったりした時間が流れているのもいいなと思うし、普段大学とかで忙しいが、たまにここに来るのもすごく落ち着く」
【元・地域おこし協力隊 上田夏子さん(25歳)】
「“住む”ってなるとどうしても、距離的な問題とか気候の問題とかいろいろあるとは思うが、イベントでこうやって参加したりとかすると、その後もおそば食べに来たりとか、遊びに来たりとか、『ここの地域いいね、木沢いいね』ってなる子が多いと思う」