出産という大仕事を終え子育てに奮闘するお母さんたちの不安や疲れを癒したい…
そんな思いで「産後ケア」に取り組む人たちが新潟県糸魚川市にいます。去年、一時的に分娩ができる病院がなくなった糸魚川市で「産後ケア」に力を入れる思いを取材しました。

「やっぱり自分の子どもはかわいいですし、お母さんたちも一生懸命してるんだけど、でもやっぱり時として心がしんどい、体がつらいときってあると思うので… いち助産師として自分が今まで経験したこと、知識や技術を用いて何か地元の女性たちの力になれないかって」

「糸魚川産後ケアセンターLa madre(ラ・マドレ)」の代表、横澤亜希子(よこさわ・あきこ)さんです。

スペイン語で「お母さん」を意味するLa madre。
産後1年未満のお母さんたちを対象に月に4、5回ほど、公民館や市の施設で、沐浴やストレッチの教室など集団型のデイケアを行っています。

高度な技術を持つと認められた「アドバンス助産師」の横澤さんのほか、保育士や先輩ママなど、子育ての心強い味方になってくれる20人のメンバーがいます。

【横澤亜希子さん】
「昔と違って近所の人たちや地域がママを助けるみたいなコミュニティがないので、それが地方においても同じことだと思っているので、助産師が突破口となってそういったママたちが辛いところを少し支援できる」