※A―FACTORY弘前吉野町工房 工藤直樹工房長
「日本のリンゴっていうのは、生食としてすごく歴史がありまして、おいしいリンゴをつくるっていう技術に長けているんですね。あまりにも生食でおいしいので、加工品とした時に、お酒としての複雑さとかそういうのを表現するのが難しかったなと」



「おいしいリンゴ」がシードル造りを難しくする、という皮肉な問題を解決するため、「ふじ」と「ジョナゴールド」に限定してきた品種を広げて、様々なブレンドを試し、味に深みや複雑さを出せるようになりました。

また、酸味のあるヨーロッパ産よりもジューシーで甘い特徴を生かし、一味違った日本独自の味わいに仕上げることでこれまでに30種類の「アオモリシードル」が誕生してきました。

※町田満彩智アナウンサー
「リンゴの良い香りがしますよ。優しい甘さです。すっきりとしていてとても飲みやすいので、お食事にも合いそうですね」

開発に挑んで13年、工藤さんは「アオモリシードル」をさらに改良し、成長させ、その役割を果たしたいとします。

※A―FACTORY弘前吉野町工房 工藤直樹工房長
「これからもっともっと、青森県の名産であるリンゴをいかしたシードルづくりで、青森県の活性化に向けてアピールしていきたい」

※キャスター
青森土産定番のシードルの認知度が十数年前まで殆どなかったというのは意外。
また、弘前が日本のシードル発祥の地というのも知らない方が多いのではないか。A―FACTORYのシードルは2022年のほかに2020年にも国際品評会で金賞を受賞していて当時の復刻版を数量限定で販売しているそうです。