預けていた男性「自分の時計と同じシリアル番号のものが売られていると判明」
では、この返却されていない時計はどこに行ってしまったのか。
ロレックス15本(2000万円相当)を預けていた男性は、「ネットで検索したら、自分の時計と同じシリアル番号のものが売られていると判明した」ということでした。

ホラン千秋キャスター:
本当に状況がわからないんですが、サービス終了で時計が返ってこないという状況で、利用者としては、そもそも手に入らない時計を買うよりも安価な料金で借りれるのであれば利用したいなという気持ちはわからなくはないんですが、会社としては、会社がこの時計を所有しているわけではないので、何かあったときに、会社としてはリスクがなく、このサービスを提供できるということがありますよね。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
事業者側から見ればそういうメリットがあると思いますし、逆に、時計を預ける側からすると、むしろそこにリスクがあります。
自分の大事な時計が返ってこないという事態になっているわけで、物をシェアするという考え方自体は、この持続可能な社会を作っていく上で大事だと思うんですが、この高級時計に関しては、そこに向いてなかったのかなと思っています。
僕だったら高級時計は、一つのオリンピックが終わって、それで結果が出たからいい時計を買おうとか、そういう何か思い出が詰まったものなんですよ。だからこそ、ここに預けた人も売りたくないけれど、お金にできるんだったらと思ってこのサービスを利用したと思います。ただやっぱり、高級時計はビジネスモデルには向いてなかったのかなと感じますね。実際に転売されているとしたら。
ホランキャスター:
取材にご協力いただいた方も、もし使わないのであれば、月々2万5000円くらいが手元に入ってくるとなると、1年で20万円以上になりますので、「じゃあ預けようかな」っていう気持ちもわからなくはないんですが、なぜこうなってしまったのか。