「芯の部分が変わらないなら、率先して新しいものを取り入れる」

 2週間後。龍岸寺にやってきたのはプロダクションの2人。到着早々、何やらスマートフォンで撮影し始めました。
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 山門をくぐり…お堂に座る池口さんも撮影。何をしているのかというと。

 (池口龍法住職)「お参りに来てもらったということを、オンラインで疑似的にかもしれませんけど、体験してもらえる映像をつくりたいと」
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 まずは龍岸寺がモデルケースとなり全国への波及を狙います。目指すは現地で参拝しているかのような臨場感あふれる映像です。お寺の参拝体験そのものをデジタル化して世界へ。新たなことに絶えず挑戦し続けることこそがお寺の発展につながると池口さんは信じています。
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 (池口龍法住職)「初めてのことであっても、それがチャレンジすべきことだと、芯の部分が変わらないものだというふうに思えたなら、率先して新しいものを取り入れていくのがお寺を守る人間の仕事だろうと思っています」