輪島市で安否不明者が増減

今回の地震による石川県の死者は202人。安否が分かっていない人は102人にのぼっています。

大規模な火災が起きた輪島の観光名所「朝市通り」。消防によると火が完全に収まるまで「5日」もかかったといいます。

その「朝市通り」で9日…

記者
「午後1時ごろから朝市通りやその周辺での警察による大規模な捜索が行われています。焼け跡での活動が続いています」

警察、約150人態勢で、焼け跡に取り残されているとみられる行方不明者の大規模捜索が始まりました。

行方不明者が発見されたのでしょうか、現場にブルーシートが張られる場面も。

なかなか全容が見えない地震の被害。特に輪島市では、8日から安否不明者の数が大きく変動する状況が続いています。背景には、いまだ14の地区で「孤立状態」が続いていることがあるようです。

先ほどの鵠巣地区では…

鴻巣地区 浜崎勝区長
「生存しているかどうか確認できませんか?という問い合わせがすごいんですよ。そしたら、こちらの方でも色々手配して、(自宅に)行くなりして、色々書いて記録を残している。そうでないと対応できません」

輪島市は会見で…

輪島市の職員
「町野地区、しばらく完全に孤立状態で電話も使えない状況。自衛隊さんも物資を届けたりとか行き来する中で、地区の中で集めたもの(名簿)を、市に情報がきている状況ですので、徐々に整合性は取れてきている。今しばらくはそういう増減が繰り返されるのではないか」