先ほど農水省が発表した今年最初のコメの平均価格は5キロ当たり4416円で過去最高を更新しました。物価高の象徴として高止まりが続くコメ。しかし、今年は安くなるとの見方が強まっていますが、なぜなのでしょうか?

いまや節分に欠かせなくなった恵方巻き。いま、異変が…。

高い国産米の代わりに別の食材を使ったものが大好評なんです。

外国産のコメを使った「カルローズ・ハッピー巻」に…、コメではなく、うどんを使ったものやトルティーヤで肉を包んだ「タコス恵方巻」まで登場しています。

年が明けても、食卓に影を落とすコメの高騰。きょう、都内のスーパーでは…

記者
「こちらのスーパーに並ぶ5キロのお米は、どれも4000円以上となっています」

「高いと思います」
「外に食べにいったほうが早いし安いかな」
「(Q.コメ価格は下がると思うか)あんまり思えない。どこのお店見ても高い」

そして、先ほど発表されたコメ5キロ当たりの平均価格は4416円。過去最高値を更新しました。

2週間前より79円高くなっていて、高止まりに歯止めがかかりません。

しかし、コメの卸業者を訪ねると…

たけやま 伊藤享兆 社長
「(Q.だいぶ量が…)本来12月までにすべて売り切れる在庫だが、まだ売れずに、ここに残っている状況」

天井にも届きそうなコメ袋の山。余った在庫が積み上げられているのです。

民間のコメの在庫量は去年11月時点で前の年よりもおよそ3割多い329万トン。

この会社では高く仕入れたコメが売れず、11月に余っていたものの、ほとんどが今も倉庫の中だといいます。

そのため、年末から仕方なく3000円台への値下げを始めたといいます。

たけやま 伊藤享兆 社長
「今年の新米が出た瞬間に、ここにあるコメは全て古米になってしまう。今は頑張って少し赤字になっても販売しないといけない。ちょっと苦しい状況」

卸業者が採算を度外視して値下げを始めると、店頭価格にも圧力がかかります。

しかし、きょう、価格は最高値を更新。専門家は、いまの段階で業者が急激な値下げに踏み切れないことが高止まりの要因だと分析します。

流通経済研究所 折笠俊輔 主席研究員
「一気に在庫を安くして放出してしまうのは、それはそれで価格が崩壊してしまうリスクもある」

ただ、値下がりは段階的に進むといいます。

流通経済研究所 折笠俊輔 主席研究員
「あと3、4か月もすれば新米が出るような時期になるので、(銘柄米)5キロ4000円を切る可能性」

本格的な値下がりに転じるのは、一体いつになるのでしょうか。