ドローンで物資輸送も…孤立続き“限界”の声
藤森キャスター
「この地区の避難所の一つになっています鵠巣小学校、いまヘリコプターの音がなっています。支援物資が届いているんでしょうか」

震災から9日目。この地区にヘリで物資が運ばれたのは、9日が初めてと言います。
女性
「あっ、きましたよ」
さらに、校庭には物資を載せたドローンも…
箱には持病のある避難者たちの薬が入っていると言います。あの手この手で、届けられる支援物資。ただ、被災した人達の疲労はすでに“限界”に達しはじめています。

孤立集落で避難所の運営 山下加南子さん(34)
「物資を運ぶのもちょっと疲れてきてしまっていて、高齢者の方も多いので若者といいますか、動ける人もやっぱり固定化されてしまうと言うか」
名古屋市に住む山下加南子さん。帰省中に被災し、今は鵠巣地区に残って避難所の運営を続けています。
電気やガス、水道などインフラは全て止まったまま。トイレの水には雨水を利用していると言います。
山下さん
「雪解け水とかが流れてくるので、それを皆でバケツでくんで、今もそれで水で流しながらトイレしたりしています」
今後は体調面の管理が心配だと言います。
山下さん
「感染対策もこっちに全然正確な情報がおりてこなくて。人伝いに『町の方はコロナの方とか、あとノロウイルスも出たらしいよ』って聞いて、不安ばかり煽られてしまうんです。物資とともに人の支援も、まずは専門的に対応できる方に入っていただきたい」

















