東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「おそらく関係あると思います。いままでは珠洲市を中心に起きていたもの(地震)が、そこがきっかけとなって能登半島の先端の非常に長い断層が動いた」

さらに浅い位置に活断層があったため、津波の到達する時間も早かったと指摘します。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「津波の大きさは当然、東日本大震災の方が非常に大きかったが、津波が到達する時間がとにかく今回の地震は早かった。東日本大震災の場合は30分から40分後だったが、(今回は)気象庁の津波警報、注意喚起があったが、その時にはすでに津波が押し寄せていた場所もあった」

遠田教授は、今後もしばらくの間余震が続く可能性があるとして注意を呼びかけています。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「内陸の浅い地震というのは、余震が多い。数自体は少なくなっていくが、最大の余震は1ヶ月、数か月後、1年後に起きることもあるので、まだまだ注意が必要」

遠田教授は、今回の地震が宮城県内で確認されている活断層に影響を与えた可能性はおそらくないとしていますが、今後、同様の地震が県内でも起きる可能性もゼロではないとして注意するよう話していました。