最大震度7を観測した能登半島地震は現地で懸命の救助活動が続いています。地震のメカニズムに詳しい専門家は、今回の地震について直下型の地震としては過去最大級の規模だと指摘します。

過去最大級の直下型地震

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「内陸地震型の直下型地震だが、この規模の地震というのは、今までになかったです。最大級の地震です」

1日夕方に発生した能登半島地震では、石川県で最大震度7。宮城県内でも広い範囲で震度3を観測しました。

東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授は、非常に大きい活断層が動いたことで発生したもので、直下型地震としては過去最大級だと言います。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「津波が発生しましたので、海で起きた地震という認識が強いと思いますが、実は活断層型の内陸地震。能登半島の北の方100キロくらいの長さに及ぶ非常に大きい断層が一気に動いた」

この活断層は能登半島の先端部分の陸地とその先の沖合まで、陸と海にまたがっていると遠田教授は指摘します。このため、津波も発生したとみられています。

群発地震との関係は

能登地方ではおよそ3年前から群発地震が起きていましたが、この地震との関係については…。