そして、迎えた当日

 

部長 まきこさん
「今日までみんな楽譜を覚えたり、いろんなことを頑張ってきたと思うので、自分が終わった後に、頑張ってよかったと思える演奏ができればいいかなと思います」
部員
「はい!」

ホールに入って 部員 たくとさん
「すげぇ・・・」
部員 しおりさん
「空気が・・・」
部員 みうさん
「私、特にライブとかにも行ったことなくて、初めてこんなに多くの人を見て。すごい楽しみです」
ゆいなさん
「やっと本番だなという楽しみもありつつ、緊張もあります」
難波さん
「1万人の中で1番大きい声で歌えるように頑張ります」

1万分の22人が、それぞれの思いを胸に、壮大な音の世界に飛び込みました。

およそ20分間、この2か月のすべてを声に乗せ会場に響かせました。そして・・・

この4年間で1番の大合唱が終わりました。

部員
「お疲れ~!」

部員 たくとさん
「いや~もう、最っ高にもう!・・・言葉に表せない!終わった後とかもう、周りの人と『お疲れ様でした!』みたいなすごくなんかもう、一体感があって、とても楽しかったです」
部員 ちあきさん
「みんなで歌いきったっていう達成感があって
これが一つになることかなって」
部員 みうさん
「違う人生を経験している人たちが同時に同じことを経験できて、同じ景色を見られるのがすごくいいなと思いました」
部員 しおりさん
「宝物として、記憶の中に残しておきます」

思うように歌えなかった4年間。歌える喜びを胸に、全力で放った音は「人とつながる喜び」として少年少女の心に鳴り響いたようです。

高校生たち
「ブラボー!」