ーー地元の有権者からの具体的な声は?
「『頑張ってね』というお声が多いが、『党内でまた敵を作るようなことはいかがなものか』というありがたいご指摘もありました。
いずれにせよ、石破を何とかしてやりたいなという動機に基づくものだから、ありがたくどんなお声もきちんと聞くということです」
ーー東京地検特捜部に聴取を受けている議員または派閥に対しては?
「そういうことがありましたということであればそれなりのコメントもあるでしょうけど、今の段階で、誰が聴取を受けたとか、どこに検察が入ったとかということが明らかになってないのに、推測でものを言うってことは、政治家としてやってはいけないことです」
ーー安倍派が全て交代となった人事については?
「ただ1人の人事権者である総裁・総理がやってることですから、あーだこーだ我々が言う立場にはいません。
ただ、安倍派だからみんな外しますよということになると、それは本当に国のためになるのかなと。他の派閥で仮に万が一そういうことが出たら、安倍派は駄目だけど他の派閥はいいよってことになると、何か理屈が通らないような気がします」

ーー「信頼回復へ火の玉となって取り組む」という岸田総理の発言については?
「文字通りそういうことですよ。それは強い決意の表れなんでしょうよ。だけど、今もASEANの会議などやってますよね。そういうふうな会談もずっとこなしてるわけで、それは総理大臣ってのは内閣の長なのでね一義的に。
私自身もそういう仕事をやったことあるが、党の実務は、党三役なかんずく幹事長に委ねられているのであってね、そういう火の玉というような強い総裁の決意を受けて、後はどうするんだと。
どういう組織を作って、いついつまでにどういう議論をして、法案を取りまとめるなら法案を取りまとめる。平成元年の政治改革大綱の新しいバージョンを作るなら作る。それは、党が火の玉発言を受けてどう対応するのかということであってですね、何でもかんでも岸田さんにやってもらおうかって、それは、我が党の組織論としてはちょっと違うんじゃないですかね」