兵庫選挙区は改選3議席に対して過去最多の13人が立候補


 こうした声に参院選の候補者たちはどう応えていくのか。兵庫選挙区は改選3議席に対して過去最多の13人が立候補しています。

 教育行政を所管する文部科学省で現職大臣を務める自民党の末松信介さん(66)は、「児童手当を拡充し教育格差をなくしたい」と訴えています。

 (自民党・現職 末松信介さん)
 「理想は幼稚園から大学まで無償化が基本です。やはり教育が全てですから。ただ全部すぐにというわけではないんですよね。今日の時代に対応できるところまではきちっとやっていきたい」

 日本維新の会の現職・片山大介さん(55)は、「徹底した行財政改革を財源に完全無償化」を訴えます。

 (日本維新の会・現職 片山大介さん)
 「幼児教育・保育の無償化だけじゃなくて高等教育まで。だから高校・大学までの無償化を実現していく。完全給食ができていないとかね、そういったところはやっぱり大変なわけですよね。だからそういうのも含めて雑費も含めてやらないと。そういうのを全部を含めて必要な費用だと考えないといけないですよね」

 公明党の現職・伊藤孝江さん(54)は、「幼児から大学までのトータルプランを策定し支援の充実」を目指します。

 (公明党・現職 伊藤孝江さん)
 「高校についてはほとんどのその年代の人たちを含めて通うところでもありますし、年収要件は拡充していきたいということで考えています。(人によって)負担感は違うところもあるでしょうし、実質的に納得していただくことができるような仕組みづくりというのはやっぱり作っていかないといけないと思っています」

 立憲民主党の新人・相崎佐和子さん(49)は、「給食費や高校授業料を所得制限無しで無償化したい」と訴えます。

 (立憲民主党・新人 相崎佐和子さん)
 「行政・政治としては、まず公教育をしっかりと充実させる、底上げするというのが基本だと思っています。所得制限をはらって、そして再分配をもう一回きちんと考えて整備しなおす、これが必要だと考えています」

 共産党の新人・小村潤さん(46)は、「専門学校や大学など高等教育の学費の引き下げを進めたい」と訴えます。

 (共産党・新人 小村潤さん)
 「高すぎる学費を半額に引き下げたいと思っています。入学金制度の廃止だとか奨学金制度、ほとんどが貸与型で借金になるんですけれども、これを給付制の奨学金制度を広げていくということもやっていきたいと思っています」

 「児童手当の所得制限を撤廃する」と訴えているNHK党からは新人3人が立候補しています。NHK党の新人・速水肇さん(37)は。

 (NHK党・新人 速水肇さん)
 「健康増進を僕はすすめていきたいと思っています。みんながスポーツをして健康になっていく、そんな社会を目指しています」

 同じくNHK党の新人・山崎藍子さん(37)は。

 (NHK党・新人 山崎藍子さん)
 「子育て世代の方の苦悩、『もっとこうしてほしい』という声を政治に届けたい。リアルタイムだからこそ力強く言えると私は信じております」

 同じくNHK党の新人・中曽千鶴子さん(60)は。

 (NHK党・新人 中曽千鶴子さん)
 「子どもたちの苦しみを救う。兵庫県の教育をしっかりと建て直さなければならないと思っております」

 このほか兵庫選挙区では以下の候補者が立候補しています。

 【届け出順】
 諸派(参政党)・新人     西村しのぶさん(59)
 無所属・新人         木原功仁哉さん(38)
 諸派(新党くにもり)・新人  稲垣秀哉さん(53)
 諸派(幸福実現党)・新人   里村英一さん(61)
 諸派(維新政党・新風)・新人 黒田秀高さん(75)

 参議院選挙の投票日は7月10日です。

 (2022年7月6日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)